宇宙の果てのガイドブック2

HR/Heated Rivalryの感想詰め

ブルースカイで伏字で投稿していた感想をそのまま貼り付けただけのポストになります。 ※後半、紹介されていたWEB上の本編講評/考察記事についての雑感を含みます。 ※考察について:ボーイフレンド演じます(アレクシス・ホール著)のネタバレを含みます

2話>原作(邦訳)読んでからのヒーテッドライバルリー2話後半、イリヤとシェーンがトイレで剣突く食わせ合ってる後に、アルツハイマー病に掛かった父を持つイリヤが、お前が退屈なのは(父親からの)遺伝だな、って言葉選びと、イリヤにそう言われて嬉しそうに顔がほころぶシェーンの無防備な顔の対比に、ウワーーーーっとなりました。家族愛とは無縁のところで生きて来たイリヤ、実母を周囲の助けを得られないまま亡くしてしまった経験と相まって、嫌みでも親に似てると言われて嬉しがってるシェーンの素朴さ、素直さ、家族への愛がめちゃめちゃ眩しいんだろうな…愛おしさと憎らしさがない交ぜになっていて、それでも光の方に強く惹かれるイリヤがねーーーーまあそこからの終盤俺様系クソ男ムーブなんですが…

クイアというアイデンティティを押し殺して生きるしかない時代、表向きは本来の自分自身をクローゼットに押し込めて他者に辛く当たる、という行動をとり続けるしか選択肢がないキャラクター、といえば、ダウントンアビーのトーマスで、イリヤは同じクソ野郎でも、家族がいるし、セックスライフは(ショーン以外との性行為は割と表に出しているので)全然違うんですが、その家族には怠け者となじられてホッケーであれだけ大成してオリンピックという大舞台に立つ資格を得た状態でありそれだけでも賞賛に値するにも関わらず、イリヤ自身に価値がないように思わせられることに耐えるしかなかったというバックボーンがあり…もうこれは仕方がなくないですか…(誰に向かって言い訳をしているのか)2026/9/21 11:59:41

5話>「ゲイの彼氏に言われたなかで最高の言葉」「友達になろうよって例のbullshitなやつじゃなくて、本当の親友になろう。君って面白いから」ローズ最高だった。・イリヤのイラついて喫煙~の流れが定番(これ分かりやすい)(シェーンといないと口寂しいんだね、とかいう話ではなく)

1話では国際大会前とか、ロシアに帰るのが憂鬱で吸ってたから、帰国(国で待ってる親兄弟からのプレッシャー)>>>>シェーンへのいらつきに比重が変わってる感じなのかもしれない

・タンパベイ オールスター戦前のイリヤのアロハ可愛い…!

・白ジャケットでシュッとした格好してるシェーン見てスヴェトラーナが言ったローズと付き合ったら垢ぬけるんだろうね、の話を気にしてる顔…

・covid19流行の前のコロナビールだ……covid19の流行の後、飲まれなくなったって聞いてたけどアメリカでもそうなのかな。コロナビールと、ウクライナに戦争を仕掛けて今も戦争中のロシアの現在地が被って複雑な流れ……

・スタイリスト雇った、からの安心した笑顔、からのファックって言われてからソーリーの流れ まあめちゃめちゃ可愛いですねイリヤが……直前の誰かに買い物に連れていかれたのか、って切り出し方とか。それにしても、ローズと別れる前もシェーンはチームメイトと出掛けたり、おうちに晩餐お呼ばれに多数行ってたと思うんですけど、ジャッキーたち(友達の配偶者S)の前でもジャージでもなんも気にしなかった感じ…??? シェーンお前、俺のジャッキーに逢うんだからちょっとはお洒落しろよ、とかいわゆるボス顔かつCM王子の前で言いにくかったモントリオールチームの皆さん……!!!

・チューした!!!(多分HRのFangirlの多くがイリヤをボトムにしてると思う)

・落ちていく夕陽が美しいという口実で互いの顔を見ない理由をつけてるふたり……(多分盛り上がったらお外でキスしてしまうため)

・イリヤから近寄って来て、手を触れての流れでシェーンから部屋番号を聞くの完全にイリヤとシェーンの立ち位置が入れ替わった感じ。

・悪かったな退屈で、って言われて宥めようと思って隣に座るの見て、オタクは監督のいうところのイリヤはシェーンの退屈なところを愛してるって言葉を思い出すのでした

・国に帰れない、ロシアだから、って吐露するイリヤを抱きしめる一連のシーン良かった。

・グッドナイト、シェーン、グッドナイト、イリヤ、って別れ際に名前を呼ぶまでに十年……!!!

・ロシア語で告白するとこの長帳場こういう台詞になるとは…原作にないところだからドラマ化における脚本の見せどころのひとつだと思うんですが、本当に良かった…

・愛しすぎてどうしていいのか分からない…からの夏はコテージに来ないか、ロシアに帰らずに…までがめちゃめちゃ…良かった…ていうか、頭打った時のショーンのリミッターが外れて開けっ広げすぎる感じ、イリヤは怖いんだろうなあ。これをなくしたくない(バレたら終わり)と思う気持ちがどこまでも強くなるのが分かる。

秒で終わってしまった…

蛇足

4話で流れたt.A.T.uの歌、原語と歌詞違うんよな、と思って探したら思った以上に英訳歌詞との乖離で割とシェーンとイリヤの立場の違いというか、イリヤの崖っぷちさが際立つというか……

イリヤの告白:ほんとにロシアだったらイリアが鼻水流して流す先から凍ってたと思う…とか考えてません……

あと、やっぱりゲームチェンジャーと2作の映像化ではなく、あえてヒーテッドライバルリーメインにして重なるエピソードのところと前振りだけ見せたの、一般視聴者に、ゲームチェンジャー原作で出て来たストレートなゲイフォビアの言葉=侮辱的な台詞を敢えて(クイア当事者の視聴者の感情を考えて)削ったんだろうな……(※2話再視聴前)

後もし自分がショーンかスヴェトラーナの友達だったらあんな男止めときなよって普通に言うと思う。これまでの対比で今回の可愛げがカンストしてるけど友達と付き合って欲しい男ではない、イリヤロザノフ。

6話>冒頭から、スコットからキップへの愛の告白がさく裂してて最高だったな…本当に、おめでとう!!な訳ですよ。

スコットが恐れていたホモフォビアな言葉、ゲームチェンジャーの原作と、後、HRでも字幕では伏せられているけど、2話でボストンが優勝した時に、トロフィーを持ってるイリヤに対して「cock sucking Russian.」って言葉が浴びせられているんですね、あのメトロズの陽気な集まりの中でも。手放しに喜んでいたシェーンの顔が、冷や水を浴びせられたように奇妙に歪んで固まるところとか。かつてのスコットが経験したように、シェーンもまた、自分のありのままを受け止められない環境にいたわけで。スコットが、罵声を浴びせられる対象である自分、という恐怖から精神を守るためにという後ろ向きな理由から余暇に殺人鬼の本を読む、という3話でのキップへの自虐的な自己開示を思い出すと、キップがスコットに与えた愛の影響の大きさと、その愛が蝶の羽ばたきになってイリヤとシェーンというカップルに勇気を与えたことが本当に嬉しくて……

スコットがゲイであることをカミングアウトした瞬間に、コテージに行くって言ったってことは、あのお見舞いの日からずっと、コテージへの招待についてイリヤの中で大きな葛藤があったわけで…その大きな葛藤が、あのキスでバーンと砕けたわけで、そんなこんなで二人が、オタワで…真昼間から…ドライブデートのちバカンス…!!!

湖の夕陽を見ながらひとつの毛布をシェアするふたりの背中、5話の、人目のある海岸では指先しか繋げなかったあのタンパベイの夕焼けシーンの対になってますよね…!!ありがとうすぎる。

シェーンにこれからのことや引退した後の計画を聞いて、そんな先のことまで考えてるのか、っていうイリヤ可愛かったな。いや、ほんとイリヤの可愛さが4話以降加速してますが、ラストの家族会議でロザノフって言われてイリヤでいい、って返すとこも可愛かったし、パスタもぐもぐしてるとこもよかった…チャリティーのこと思いついたシェーンがイリヤのこと起こす夜のシーンも可愛かった。眠いと英語の単語が頭の中でうまいこと咀嚼できなくなるのか…それはそうだよね…

対するシェーンは、肋骨折れてる彼氏のために荷物持ってあげたり、ヘイデンとしゃべってるときにキャプテンの顔に戻ってるところも良かった…まあイリヤに返り討ちにされてますが…!とか好きな場面多すぎて語れないですね……

あとやっぱりユナさんがあなたに告白出来ないと感じさせてたことに対して申し訳ない、ってシェーンに謝るくだりすごく誠実な脚本だなと思いました。

素敵な物語をありがとうございました!!

6週間、とっても楽しかったです。2026/10/2 2:53:46

5話と6話>

HR5話のローズと6話のユナさんで、シェーンがカムアウトに大事な、心理的安全性の話をしてくれてるんだな~と思って凄く良かった。

わたしの好きな本に、ボーイフレンド演じますという本があるんですけど、この本は、大事だった恋人に恋人だから見せていた自分の本当の姿をマスコミに暴露されて、もうここなら安全と思って自分を全部出していた相手が、相手もそうでなかった、という事実にひどく傷ついて自暴自棄になってしまった男の子が、もう一度、この人となら恋が出来るかも、と思うまでの話で、これは単なる裏切りの話ではなくて、この人となら、自分自身でいられる、という精神的な土台が足元から崩れていく、その後の荒れまくりの生活を送る中で作った心理的な壁をひとつひとつ取り去っていく経緯が物凄く素晴らしいんですが(前置きが長い)とにかく、ここで1話です、1話の、あのドラフト後の祝賀会。ショーンはアジア系だけどわれわれには偏見はないというチームのお偉方がいう「偏見はない」とユナさんたち夫婦が常々シェーンの前で伝えている「私たちはクイアに偏見はない」というのは本当に同じなんですよね…露骨でも、そうでなくても、多分建前には違いないんだろうということをショーンは感じ取ってる。

親ふたりが、多分この子はゲイなんじゃないかと思って、ぽろっと本音が出せるような雰囲気作りに取り組んでも、それは外で、誰かが聞き耳を立てている場所だったりして(外でどれだけイリヤとシェーンが自分たちの関係がバレないように気を遣っているのかは、5話のタンパベイの海岸で、ほかの人たちの話し声が聞こえて来たときにイリヤが指をパッと離すことからも推察できる訳で)、それで家ではあれだけホッケーの話が中心になってて。シェーンは散々ゲームの後の更衣室で、本音で語られているヘテロノーマビリティ社会からの偏見のまなざしを感じ、耳を覆いたくなるような言葉を聴いている。だからローズ相手に初めての告白が出来た後も、家族に言えなかった。

並んで神妙な顔して、誰にも言えることじゃないってショーンと、愛したのは一人だけだ、っていうイリヤで人生で恋愛中という一番幸せな時期のはずなのにずーーーっと世界にふたりだけみたいな顔で小難しい顔してるボーイズ(片方は自分の息子だ)を見て、ユナさんが庭に逃げる前に感じたのはそこだったのかなと。シェーンは言えなかったことに後ろめたさを感じてるけど、そうじゃなくて、カムアウトしても安全な社会になっていない、彼らが家の中でも外でも、安心でいられる世の中に変えられていない大人の世代の責任だと、許してと言葉にするだけでなく、そういう想いを全部載せて演じてくれているのが良かったなあ。2026/10/2 9:13:39

HR6話>

ドラマと原作とで違ってるところが割と、まあまああるんだけど、親バレした後のシェーンがいっぱいいっぱいになってテーブルに突っ伏したくだりで、(ボーイフレンド?)(今はそうだろ?)ってやりとりの後で、【原作ではシェーンが、キスできたらいいなあって考えるだけで止めてる場面で】イリヤの方から、人前にも関わらずチューするの、あの空間で、イリヤが気を許して、すっかり信頼してることが分かって凄くいい改変だったなあ〜〜☺️としみじみしてる。直前のボーイフレンド?のとこと合わせてありがとうございますすぎて⋯ 2026/10/2 18:46:44

6話>

(国に戻らずに済むよう)偽装結婚して関係を続けよう、という方策を、イリヤがあのリラックスした雰囲気の中で切り出すの、4話のツナメルトと同じで、バイであるイリヤが表立った場所では女性との付き合いをオープンにして、隠れ蓑(イリヤの立場から見れば1種の鎧)にしてたイリヤが考えた末の結論]だったと思う。けれど、この先ずっとシェーンだけをクローゼットゲイでいさせるそんな方法が長く続けていけないことはスキップたちを見れば分かるし、結局はイリヤも、それは嫌だ、という、シェーンの気持ちを尊重する。足先をくっつけてリラックスした状態から、哀しい顔つきだけでなく、恋人と身体的に距離を取ること、シェーンの絶望が伝わって辛いんだけど〜からの、ふたりでチャリティしようの流れがまた最高で!めちゃくちゃいいこと思いついたから聞け、今すぐ聞いてお前はどう思うってイリヤを起こすのはいいけど当人は寝ぼけて英語が聞き取れないし😂😂😂 2026/10/3 8:29:03

5話

>ガラスの天井は、女性のみならずマイノリティが直面する問題であることは、ヒーテッドライバルリーの原作にも描かれていて、プレイヤーがシス男性異性愛者であることが暗黙の前提とされるアイスホッケーの世界で生きていくことを決めているイリヤとシェーンがお互いの性的指向について自分たちから公表することは絶対ないと考え、お互いの関係を進める前段階のところで長い間足踏みし、本来の自分たちの関係がバレることを恐れ、ふたりの関係が始まってからの10年、お互いの名前も呼べずにいたことについて改めて考えさせられた。2026/10/04 9:52

6話

>E6でイリヤがシェーンに言う「I think you can tell your parents you're gay without giving them a list of all the guys you're fucking.」とかがめちゃめちゃ好きなんですよね……いや、お前ボーイフレンドがそんな大勢と寝てないの分かってて言ってますよねという…… ここ座って外見てるだけか、って聞いた時にシェーンにそうだよ、ここに座って見てるだけっておうむ返しに言われた後の「Canada is fun.」とか。フフっとなってしまう。2026/10/05 7:18

《HR紹介記事について》

1話関連記事についてのつれづれ

>He can’t understand that losing Rookie of the Year isn’t an ego blow for Ilya, but something that will make his already difficult relationship with his cold father even tougher.(本文抜粋)

The‘Heated Rivalry’premiere is so much deeper than its given credit for https://girlculture.substack.com/p/the-heated-rivalry-premiere-is-so

(彼(ショーン)は、イリヤにとって新人王を逃したことが、単なる自尊心の傷ではなく、冷淡な父親とのすでに険悪な関係をさらに悪化させる要因になるということを理解できていないのだ。) S1視聴後に描かれた、1話についての単独の再考察記事。 シェーンがイリヤについて最悪の第一印象を持った出会いの場面に始まり、両親に愛されて育ったシェーンが、“Not everything is about you, Hollander!” という反論に凝縮されたイリヤとの立場の違いや、彼の虚勢を理解できずにいること、S1E1において大凡考えられるセックス以外の要素についてが網羅的に語られていて、とても有難い。

5話関連記事

>‘Heated Rivalry’ and the anatomy of a perfect hour of TV

go.bsky.app/redirect?u=https%3A%2F%2Fgirlculture.substack.com%2Fp%2Fthe-anatomy-of-a-perfect-hour-of 

HRのSeason1で起承転結の転にあたる5話“I’ll Believe in Anything”が、The Bear “Forks”や The West Wing “Two Cathedrals”に比肩する作品と言われるの正直めちゃめちゃ嬉しい…… 2026/10/04 16:24

Season1総括記事

Inside the 'Heated Rivalry' finale: Connor Storrie, Hudson Williams go behind the scenes https://ew.com/heated-rivalry-finale-the-cottage-connor-storrie-hudson-williams-creator-break-down-book-screen-changes-ending-toe-touching-11875850

> Something I think a lot of people don't realize is just how much of the story takes place with them apart. —Hudson Williams (本文抜粋)

イリヤのいない場所では、アンバサダー契約に縛られ、振舞と言動に四六時中気を張っていなければならなかったショーン。ショーンのいないところで、アルツハイマーの進行する父の介護をし、美しい女性と過ごしながらも、この女性がショーンなら良かったと思っていたイリヤ。ショーン役のハドソン君の言葉で、そうしたこれまでの、コテージにいきつくまでの二人の道のりを思い出してちょっと泣けてくる。 2026/10/07 0:04

わりと長々と書いていますが、本編視聴している間は、だいたいが わーーーーーとかぎゃーーーーーとかしか言ってません……